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2015年 4月 30日 小林先生の「ちょっとした思考講座」
こんにちは!
荻窪校のドンこと小林さんです。
今日はみんなに「結果二元論」と「選択無限論」のお話をしようと思います。
「なんでそんな話するの???」
「そもそも結果二元論って何???」
と思う人も多いじゃないかな。
話そうと決めたのは、ふとしたことでした。
今日、ある生徒がスタッフと受験について話しているのを小林は横耳を立てて聞いていました。
聞き耳はよくない…とわかっていながらも、耳がダンボになってしまう小林です。汗
どうやら4月26日にあったセンター試験本番レベル模試の点数が思うようにいかなかったみたいです。。。
確かに2か月に1回しかないセンター試験レベルの模擬試験。
自分の2か月間の頑張りを一気に発揮し、自らの点数と第1志望校合格に必要な点数とを比較する試験です。
みんながもっとも意識して取り組む試験の一つであることはよくわかります。実際に小林もそうでした。(まだそんなに意識していなかった人は今回から意識すること)
その中で、「満足する」、「目標の点数を取る」というのは死活問題だと思います。
良い点数はやっぱりモチベーションに繋がるし、成功体験という面では受験生にとって大きな自信になると思います。
問題は、満足しなかったときです。。。
目標の点数を下回ってしまったり、取れるはずの問題を落としてしまったりと、受験生なら多くは経験するであろう挫折をしてしまったときです。
小林が聞き耳を立てていた生徒の話も似た感じでした。
彼は自分の力はまだまだこんなもんじゃない!と言っていました。
そうです!受験生のパワーはこんなもんじゃありません!!!!
底力を見せてくれ!ファイト!!!!!
と小林は思いましたが、今日本題は学問的なお話しです。
いつもならここらへんでブログを終わりにしてしまうのかもしれませんが、小林は3年生です。
今年はとことんアカデミックなブログを書きます。
つまり今までのは前置きです。
さぁ、今日のブログも長くなります!(前回の4/14も長かった笑)
「結果二元論」と「選択無限論」ですね。
実はこれは「造語」です。
作った人は…わたくし小林です。
えーーー!小林さん、言葉作れちゃうの!?
なんとなく作ってみちゃいました。
もしかしたら小林より前にこの言葉を発言した人がいるかもしれませんし、こういった学問分野があることは確かなので、これはあくまで小林の思想上のお話であることは予め把握しておいてください。あ・く・まで小林の考えです。
みんなが分かりやすいように、受験に置き換えて話をします。
「結果二元論」とは合格か不合格かということです。
日本の受験は合格と不合格しか存在していません。補欠合格も最終的にどちらかに振り分けられます。これは受験に限らずこの世の万事に通じています。試合をやったら「勝つ」か「負ける」ですし、事業に投資したら「成功する」か「失敗する」かのどちらかです。
「結果がすべてだ」
という人はこの色が強いと思います。
逆に「選択無限論」とは、山ほどある勉強法をイメージしてもらえればいいです。英語の点数を上げたい場合、英単語でも英熟語でも文法でも読解でも、またまた発音でもなんでもあります。そのうちからどれを選ぶかはあなた次第なわけです。
「過程を大事にしろ」
という人は選択無限論の色が強いと思います。
どうでしょうか。。。
キミはどちらかに偏りすぎていないかい?
確かにどちらも正しい!というより間違っていない。日本の受験システムは残念ながら合否を点数で分けていて、過程は重視しない。しかし現代社会は「個性(パーソナル)」を重視しており、結果がすべてではないという考えが広まってきている。
難しいよね、その狭間にいる受験生って。。。
小林がみんなに言いたいことは、「どっちでも良いよ」ってことかな。どちらに属してもよいです。人間である限り、思考がある限り、どちらかに偏ってしまうのは仕方ないことだ。でもどちからに属しているからって、もうは他方の意識が全くないなんてことはないはずだから、気軽に考えてみてください。
頭で悩みすぎて悩みすぎてパンクするくらいだったら、「結果二元論」と「選択無限論」の両方が存在することを知っておいて、あとは成り行きに任せる気楽さでいてほしいです。
是非、模試後のキミたちに伝えたいことでした!
よし、では今日も1日頑張っていきましょう!
おわり!
荻窪校 小林建介