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2020年 10月 6日 苦手なところをつぶしていこう!
こんにちは!担任助手の青木玲音です♪
本日のテーマは「苦手なところをつぶしていこう!」です!
では早速参りましょう!
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さあ、いよいよ10月を迎え、受験生は来たる一月の共通テストまで残り約100日、高1・2年生も東進では新高2・3としての新学年のスタートを切る時期となってきました。
早いもので、気がつけば一気に肌寒さを感じる季節になりましたね。今年も残り3ヶ月。一度しかない高校生活の大切な一年を、ここまでどのように過ごしてきたでしょうか??
さて、一年を振り返るのはまだ時期尚早かもしれませんが(笑)、今年の学習面についてはいかがでしょうか!?
東進での勉強をがんばった方、部活が忙しくて…を言い訳にしてしまった方、学校の定期考査をがんばったという方、実に様々ですよね。
多少の差こそあれ、おそらくみなさんが公開や焦りを感じていることでしょう。うまくいかなかった部分が必ずあるはずです。
「何から始めればいいのかがわからない」、と言う方も、意外に多いのではないでしょうか??
ですが!みなさん、考えてみましょう!
「みなさんは大学受験を経験したことがありますか??」
答えはおそらく(というか絶対笑)、「NO」だと思います。
そう、大学受験、やったことがないんですよ。
大学受験はこれまでにみなさんが経験したどんなこととも違った性質を持ったものだと、私は思います。したがって、これまで皆さんが培ってきた方法論が、うまくいかないことも多い。
これは、大学受験勉強の最初の大きな関門と言うことができるかもしれません。「何からやればいいのか、わからない」、ということが往々にしてあり得るわけです。ですが、それも当たり前のこと。難関大学に合格した先輩方だって、みんな試行錯誤の末に合格を掴み取っているのです。面白いですよね、これだけ多くの受験生がいながら(ある程度のセオリーは存在しますが)、最適な方法は人それぞれ違うんです。(東進は、だから個別カリキュラムなわけなんですね。)
ですが、やり方が人それぞれ違う、と言うことには、大きく分けて二つ、注意しておかなければならないことがあります。
①「苦手」から逃げていいわけではない
捉えようによっては、個別カリキュラムというのは逃げにもなります。みんなはやっているけど、それは自分のカリキュラムとは違うから、やらない、は全くのご法度です。
大学受験の学習は、実はある程度のところまではほぼ全員が同じルートを辿ることになります。そう、それが「基礎基本徹底の道」です。いま、勝手に名付けました。覚えなくていいです(笑)。
冗談はさておき、この手順通らずして学力の向上、ましてや第一志望合格なんてものは掴み取れません。受験勉強に近道はないからです。
「これ、苦手だな」「いつも、間違えてしまうな」
そんな範囲や分野からも、決して目をそらしてはいけません。むしろ、苦手なところに取り組むことで理解が深まり、得意なところの見方が変わることだってあります。確かに、苦手な、言い方を変えれば嫌いな、そんな分野の勉強ばかりでは疲れてしまいますから、やっていて楽しいな、そう感じる勉強も合間に取り入れながら、積極的に苦手克服に取り組みましょう!!
②ほんとうの「苦手」を見極めよう!
そして、続いて注意しなければならないのが、ほんとうに「苦手なもの」は意外と見えにくい、と言うことです。
思い返してみてください。例えば模擬試験。
「まだ覚えてないから、点数取れなくてもいいや」
「単語が分からないから、解けなかったけど、単語を覚えれば読めそうだから、今は復習そんなにしなくてもいいや」
こんな経験はありませんか??
確かに、一理ありますよね。
だって、「覚えていないものは、できるわけがない」からです。
我々は残念なことに、コンピュータではありません。インターネットに接続して、分からないことを試験時間中に検索することはできません。
ただ、です。じゃあ、いつやるのでしょう。
「今でしょ」、と言いたくもなりますが、本当に「今」やっていますか??
私も受験生でしたから、みなさんの気持ちはよくわかります。そう、「今」やるのってものすごく難しいですよね。
ですが、こうして先延ばしにした「覚えていないから」は、当然溜まってきます。こんな状態では、「模試の点数が、思うように伸びない」となってしまっても、不思議ではないですよね。
実は、ここに落とし穴があるのです。
ここまで、「苦手と向き合おう」というお話をしてきました。
ですが、ほんとうの「苦手」を、果たして正確に把握している方がどれくらいいるのかと思うと、そこには少し疑問が残ります。
例えば「長文が苦手」という方。「長文」って、なんでしょう??
「速読ができない」という方。「速読」って、なんでしょう??
思うに、こうした問題の多くは基礎の不徹底に起因します。上記にのような悩みを抱えた方が、果たして単語・熟語・文法をどれくらいまで詰めたかと聞けば、まだ完成とまでは言えない、という方がほとんどなのではないでしょうか。
ですから、「長文が苦手」というだけでは、それがほんとうの「苦手」とは言えないと思うのです。以前、当ブログで「模試の復習」についてお話した際(気になる方は、2020年9月のブログをご覧ください。)、復習では分析が重要ということを強調しましたが、実はこうした分析は基礎の完成を前提して進みます。逆に言えば、基本がなっていない状態で、分析をしても、挙がってくる課題は解く前から明白なものになってしまう、ということです。本当に「苦手」を分かっている人は、「長文の〇〇が苦手(例えば、空所補充、など)」と、より具体的な言葉で説明ができるはずです。
少し厳しいお話のようにも思えますが、ここまで書いてきたことはそっくりそのまま青木自身の経験でもあります。
しかし、このことに気づき、高速マスター基礎力養成講座を死に物狂いでやったところ、模試でいい点数をとることができました。だけでなく、ほんとうに「苦手」な部分までも顕在化して(共通テストでは出題されませんが、私は発音・アクセントが苦手でした、汗)、それに向けて対策ができるようになったのです。
繰り返しますが、受験に近道はありません。これはどうしても譲れないことです。使える時間には正直個人差があります。ですから、まず取り組むべきことはしっかりと決める必要がありそうです。ここまで読んでいただいた方はもうお分かりでしょう(笑)。
そう、基礎からやりましょう!
基礎と向き合うことは、みなさんのほんとうの「苦手」を明確にするための大切な手順です。ここを乗り越えればこそ、ようやく最適な解決策を考案することができるようになります。
受験生にとっても、それ以外の方にとっても、この10月は心機一転の月。この機会に、もう一度「基本」と向き合ってみませんか??そして、みなさんの「苦手」を、一緒に見つけ出し、一緒に克服していきましょう!
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いかがでしたでしょうか??
不安なことや、相談したいことは、遠慮なく声をかけてくださいね☆
以上、担任助手の青木玲音でした♪